一枚板のテーブルから始まる、無垢の木が心地よい家
WORKS

物件概要

設計/胡桃設計 木津田秀雄
棟梁/市川陽一

家づくりSTORY

2010年に完成した住まい手さまを訪ねました。以前は冬になるとオリーブオイルが凍るほど寒い家でしたが、新しい家に住んでからは、エアコンなしでも夏はグリーンカーテンで涼しく、暖房はこたつとペレットストーブで暖かく。風通しのいい設計と、セルロースファイバーの効力で、快適な暮らしをしていらっしゃいました。
完成後いただいたお手紙には、家づくりが始まってからの想いが たくさん綴られていました。

無垢材との出会いから家塾の講座へ01

20年余り前の話になりますが、いちょう一枚もののまな板に出会いました。それから10年が経ち、我が家に栃の木一枚もののテーブルがやってきました。それからというもの、無垢の木の心地よさを手放せなくなりました。国産材をふんだんに使った家に住みたいという思いは、日に日に増して行きました。いい家塾での講座は、よりよい家づくりのため、よりよい土地探しのために、具体的に、現実的に導いてくれました。

不安から期待へ02

工事中は今か今かと待ち遠しいものでした。しかし、設計図が出来上がっているのに、住んでいた家がなかなか売れなかったことや、新しい土地、新しい家に住むことに経済的・体力的なから消極的になっている家族に私の「こんな家に住みたい」という思いを伝え、理解してもらうことに苦労しました。ところがいざ設計、建築、完成へと進むにつれ、少しずつ家族の気持ちが動いてきたようです。ともかく引っ越してからは、私も含め、みんな楽しくて仕方がないという感じです。


完成して03

ただただ吹き抜けのある空間に住みたくて、でも図面を見ただけではなかなかどんな風な空間に仕上がっていくのか実感できませんでした。完成見学会の後、立体になった空間を体感し、想像以上に素晴らしいものになっていました。もちろん心地がいいのは言うまでもありません。特に吹き抜けを作ったことで、1Fと2Fがつながっているようで、私達には大きなプレゼントでした。子供たちは(24歳と20歳ですが)この家を遊び空間と思っているようで、生活空間はおまけのようです。

大工さんのこと04

若い棟梁や大工さんが、引っ越してからも外構や残りの仕事をされている様子を見ました。 夏のとても暑い時期でしたが、黙々と働いておられて感心しました。